何の前触れもなく、突然、心筋梗塞や脳梗塞に
見舞われたらあなたはどうしますか。
心筋梗塞は発症から6時間以内、脳梗塞(脳卒中)なら発症から
3時間以内がゴールデンタイムと言われています。
発症したら治療にかかるまでの時間が勝負です。
メタボとは、糖尿病・心筋梗塞・脳卒中・痛風等が、
いつ発症してもおかしくない症状です。
メタボリックシンドロームの予備軍の方を含めると何と
40歳以上の男性の2人に1人、女性の5人に1人にもなり
合計で約2,700万人にも及ぶことが解ってきてます。
□メタボ関連死因は31.2%!?□
心疾患と脳血管疾患、腎不全と肝疾患を合計すると31.2%にもなる。
メタボは、内臓脂肪蓄積が高血糖、高血圧、脂質代謝異常を引き起こし 動脈硬化につながり、心疾患と脳血管疾患、腎不全と肝疾患を発症させる。
メタボは日本人の健康を左右する一大健康課題である。
糖尿病の合併症には細小血管障害と大血管障害があります。
細小血管障害は高血糖の状態によって細い血管に障害がおこるもので、
目の網膜、腎臓、神経の三つに悪影響が出ます。
これら網膜症、腎症、神経障害を三大合併症と呼ばれます…
●高尿酸血症と怖い合併症(腎臓障害・尿路結石・動脈硬化)
【腎臓障害】
尿酸の結晶が腎臓内に溜まり、腎臓の機能が低下します。
人工透析となると、1回4時間、週3回の治療を一生涯続けねばなりません。
【尿路結石】
尿酸値が高い人は尿の酸性度が強い(pH が低い)ことが多く、
そのため血液中のみならず、尿の中でも尿酸が結晶化しやくなります。
痛風の人に尿路結石ができる率は、痛風でない人の数百倍にのぼります。
【動脈硬化】
高尿酸血症の人は、高血圧や高脂血症、糖尿病・耐糖能障害を高頻度で併発しています。
これらが絡み合うと動脈硬化が加速度的に進行し、心筋梗塞や脳梗塞、腎不全、
閉塞性動脈硬化症などの危険性が高くなります。
高脂血症は自覚症がでた時には、すでに心臓や脳または下肢の動脈硬化が進み、
突然、脳梗塞のような脳動脈疾患や狭心症、心筋梗塞などの深刻な病気を引き起こすため、
高血圧と同様にサイレント・キラー(沈黙の殺人者)とも呼ばれている怖い病気です…
●癌だけじゃない!喫煙の害、狭心症・心筋梗塞・気管支喘息...
喫煙は癌だけじゃなく、狭心症や心筋梗塞などの心臓病、慢性気管支炎、気管支喘息、
肺気腫などの肺の疾患の原因となったり、これらの病気を悪化させることが明らかになっています。
●放漫・放任のツケが怖い子供の肥満
男子の子供では10人に1人が肥満だと見ることができます。
小児肥満は、いびきや睡眠時無呼吸症候群などの呼吸障害、高血圧、高脂血症、
糖尿病、心肺機能の低下、黒色表皮腫、大腿骨頭すべり症、情緒不安定など、
様々な健康障害(合併症)を引き起こす原因にもなります。
●メタボ脱出の決め手、マクロビオティックとは
マクロビオティックとは、一言でいうと玄米菜食の健康法です。
日本で生れの欧米育ちで、欧米でいち早く認知されて広まり、
それが日本に戻ってきました。
玄米菜食を中心し、よく噛むことをモットーしているので、
腹八分目ですみ食べ過ぎることなく、摂取するカロリーが低くて済みます。
●メタボ脱出!ダイエットの基本(1) 無理・無知なダイエットは体を壊す
気を付けなければいけないのは、無知なダイエット、無理なダイエットです。
楽してダイエットできる、そんな謳い文句のダイエットサプリ、
ダイエットマニュアル溢れています。
ダイエットは正直言って少々大変です。
今迄の生活スタイル、食習慣の変更に迫られますから、覚悟も要ります。
●メタボ予防・脱出のために、良く噛む
メタボの予防・脱出のためにまずやることは良く噛むことです。
良く噛むと、腹八分目で満腹感が得られるようになり、
無理なく摂取エネルギーの減少につながり、メタボ予防となります。
少なくとも、一口30回以上噛みましょう。
お金もかかりませんし、必要なのはあなたの気持ちだけです。
良く噛むと、
1. 暴飲暴食を防ぎ、メタボ・肥満予防となる
2. がんを予防する
3. 内臓の働きを助ける
4. 大脳の働きを活発にする
5. 精神が安定する
6. 良い歯を作る
7. 姿勢が正しくなる
8. 視力が回復してくる
など、予想以上の凄いメリットがあります。
血が固まりやすい糖尿病 「急性心筋梗塞」の引き金に(2)
■日本人のエビデンス構築が重要
--急性心筋梗塞と糖尿病、血栓との関係は
急性心筋梗塞は、心臓を取り巻く冠動脈に「血栓」が詰まり、心臓の筋肉が動かなくなることによって起こります。
私たちは22年前から、血液の塊、すなわち血栓の形成にかかわる「血液凝固」「線溶(血栓溶解)」「血小板」の研究に取り組んできました。
糖尿病の患者さんは、血小板の働きが強くなり、血が固まりやすくなるのです。
急性心筋梗塞は、心臓を取り巻く冠動脈の内側にできた脂肪の塊が破綻(はたん)し、そこに血液の塊(血栓)ができて血管が詰まってしまう状況をいいます。
血液の流れが一定時間途絶えると一気に発症します。
そこで重要なのは、人間の体に自然に備わっている血液の塊を溶かす作用(医学用語で「線溶系」という)と、血液を固める作用(「凝固系」という)の微妙な絡み合いです。
--急性心筋梗塞と糖尿病、血栓との関係は
急性心筋梗塞は、心臓を取り巻く冠動脈に「血栓」が詰まり、心臓の筋肉が動かなくなることによって起こります。
私たちは22年前から、血液の塊、すなわち血栓の形成にかかわる「血液凝固」「線溶(血栓溶解)」「血小板」の研究に取り組んできました。
糖尿病の患者さんは、血小板の働きが強くなり、血が固まりやすくなるのです。
急性心筋梗塞は、心臓を取り巻く冠動脈の内側にできた脂肪の塊が破綻(はたん)し、そこに血液の塊(血栓)ができて血管が詰まってしまう状況をいいます。
血液の流れが一定時間途絶えると一気に発症します。
そこで重要なのは、人間の体に自然に備わっている血液の塊を溶かす作用(医学用語で「線溶系」という)と、血液を固める作用(「凝固系」という)の微妙な絡み合いです。
血栓ができたときは、通常、血管の内では、それを溶かすような線溶系の作用が働きます。
もうひとつ、血液中の血小板は、血を止め固める作用を持っていて、そうした作用が強くなると血栓症をより促進することになります。
つまり糖尿病の人は、血小板の働きが強くなることに加えて、線溶系の作用が弱くなるとともに、凝固能が高くなり血が固まりやすくなってくるのです。
それに加えて糖尿病では、高血糖により血液の流れも悪くなるので、三拍子そろって心筋梗塞になりやすくなるわけです。
--多くの日本人を対象とした臨床研究も行っている
海外では心筋梗塞や脳卒中の抑制を目的にした大規模臨床試験が数多く行われていますが、日本人と欧米人では薬剤に対する反応性も異なり、適切なより良い治療法を検討するには、日本人を対象としたエビデンスが重要なのです。
試験を行うためには、患者さんの登録を集めるだけでも大変な作業ですが、全国の循環器専門医のみならず、開業医の先生方の協力も得て、日本国内での臨床研究を進めていったわけです。
その第一弾が10年前に国際雑誌で発表した研究。
心筋梗塞の再発予防に血小板の働きを弱める薬であるアスピリンが有用であることを確認し、それがアスピリンの保険適用に結びつきました。
2つ目は、日本でよく使われている狭心症薬の比較試験を行い、欧米のガイドラインに反して、日本人の心筋梗塞にはカルシウム拮抗(きっこう)薬という薬も有用との結論を示しました。
一方、急性心筋梗塞の治療には、日本であまり使われていなかったコレステロールを低下させるスタチンという薬も急性心筋梗塞に有用との結果を、米国で発表しています。
また、昨秋、米国心臓学会議で発表した「JPAD」研究は、糖尿病患者を対象に脳卒中や心筋梗塞といった動脈硬化によって起こる病気の予防に取り組み、その結果発表を行いました。
血小板の働きを弱める薬(アスピリン)投与群では、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクが約20%低下し、特に65歳以上の患者では、32%抑制できたのです。
少量のアスピリンが心筋梗塞や脳卒中を抑制するという効果が示されたことの意義は大きいと思うのです。
--最近、取り組んでいることは
われわれの長年の研究で糖尿病患者では、血管の機能が障害されて、炎症を引き起こすなど悪い働きをする物質(「PAI-1」)が増加している患者さんを数多く確認しています。
実際、われわれは糖尿病だけでなく、糖尿病を合併した高血圧患者でもPAI-1が亢進(こうしん)すると、突然死や心筋梗塞などの発症率が有意に上昇することを確認しています。
そのPAI-1の産生を増加させ、血栓を溶けにくくする作用を持っている物質が、「アンジオテンシン II」。
これは血管を収縮して血圧を上昇させる物質としても知られています。
こうした心血管病の元凶となるアンジオテンシンIIを抑える「レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬(ARB)」は、日本でも血圧を下げる薬としてよく使われています。
このARBがどの程度、心筋梗塞や脳卒中の発症を低下させるか、その効果を調べる臨床研究も始めています。
きゅっと、夜中に心臓を取り巻く冠動脈が縮む反応は、狭心症の一種ですが、縮むときに血管が傷つき血栓ができやすい。
これは、日本人だけに多く見られる現象で、血栓研究のきっかけでもありました。
今後も欧米人との違いなど、広く日本人対象のエビデンスに取り組み、治療戦略を築いていきたいと思います。
詳細はこちらへ
もうひとつ、血液中の血小板は、血を止め固める作用を持っていて、そうした作用が強くなると血栓症をより促進することになります。
つまり糖尿病の人は、血小板の働きが強くなることに加えて、線溶系の作用が弱くなるとともに、凝固能が高くなり血が固まりやすくなってくるのです。
それに加えて糖尿病では、高血糖により血液の流れも悪くなるので、三拍子そろって心筋梗塞になりやすくなるわけです。
--多くの日本人を対象とした臨床研究も行っている
海外では心筋梗塞や脳卒中の抑制を目的にした大規模臨床試験が数多く行われていますが、日本人と欧米人では薬剤に対する反応性も異なり、適切なより良い治療法を検討するには、日本人を対象としたエビデンスが重要なのです。
試験を行うためには、患者さんの登録を集めるだけでも大変な作業ですが、全国の循環器専門医のみならず、開業医の先生方の協力も得て、日本国内での臨床研究を進めていったわけです。
その第一弾が10年前に国際雑誌で発表した研究。
心筋梗塞の再発予防に血小板の働きを弱める薬であるアスピリンが有用であることを確認し、それがアスピリンの保険適用に結びつきました。
2つ目は、日本でよく使われている狭心症薬の比較試験を行い、欧米のガイドラインに反して、日本人の心筋梗塞にはカルシウム拮抗(きっこう)薬という薬も有用との結論を示しました。
一方、急性心筋梗塞の治療には、日本であまり使われていなかったコレステロールを低下させるスタチンという薬も急性心筋梗塞に有用との結果を、米国で発表しています。
また、昨秋、米国心臓学会議で発表した「JPAD」研究は、糖尿病患者を対象に脳卒中や心筋梗塞といった動脈硬化によって起こる病気の予防に取り組み、その結果発表を行いました。
血小板の働きを弱める薬(アスピリン)投与群では、心筋梗塞や脳梗塞などの発症リスクが約20%低下し、特に65歳以上の患者では、32%抑制できたのです。
少量のアスピリンが心筋梗塞や脳卒中を抑制するという効果が示されたことの意義は大きいと思うのです。
--最近、取り組んでいることは
われわれの長年の研究で糖尿病患者では、血管の機能が障害されて、炎症を引き起こすなど悪い働きをする物質(「PAI-1」)が増加している患者さんを数多く確認しています。
実際、われわれは糖尿病だけでなく、糖尿病を合併した高血圧患者でもPAI-1が亢進(こうしん)すると、突然死や心筋梗塞などの発症率が有意に上昇することを確認しています。
そのPAI-1の産生を増加させ、血栓を溶けにくくする作用を持っている物質が、「アンジオテンシン II」。
これは血管を収縮して血圧を上昇させる物質としても知られています。
こうした心血管病の元凶となるアンジオテンシンIIを抑える「レニン・アンジオテンシン(RA)系抑制薬(ARB)」は、日本でも血圧を下げる薬としてよく使われています。
このARBがどの程度、心筋梗塞や脳卒中の発症を低下させるか、その効果を調べる臨床研究も始めています。
きゅっと、夜中に心臓を取り巻く冠動脈が縮む反応は、狭心症の一種ですが、縮むときに血管が傷つき血栓ができやすい。
これは、日本人だけに多く見られる現象で、血栓研究のきっかけでもありました。
今後も欧米人との違いなど、広く日本人対象のエビデンスに取り組み、治療戦略を築いていきたいと思います。
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