【血糖値コントロールを調べる検査】
血糖値は食事の度に時間ごとに変動しているため、長い目でみて
血糖がコントロールされて安定した状態にあるのか、1回のみの
血糖値で判断するのは限界があります。
そこで、血糖のコントロール状態をみるための検査法が
開発されました。
【血糖値コントロールを調べる検査】
血糖値は食事の度に時間ごとに変動しているため、長い目でみて
血糖がコントロールされて安定した状態にあるのか、1回のみの
血糖値で判断するのは限界があります。
そこで、血糖のコントロール状態をみるための検査法が
開発されました。
【血糖検査(空腹時血糖値)】
空腹時の血糖値を調べる検査で、最後の食事をしてから
10時間以上経った空腹状態での血糖値を調べます。
基準値は110mg/dl(早朝空腹時)です。
血液中の血糖値が高い状態が続くと、手や足などの
比較的細い神経や自律神経に障害が起こります。
血液中の高血糖のため神経がむくんだり、高血糖で
変性したタンパク質がくっついたり、神経に栄養を
供給する毛細血管が詰まって神経が部分的に
死んでしまうため、神経に対する障害が発症すると
考えられます。
【腎臓の濾過作用を低下させる、高血糖】
腎臓には血管が非常に沢山分布しており、その血管の先に
糸球体という丸い糸の玉のような細い血管の塊の部分が
あります。
心臓から出た血液の1/4は腎臓に送られています。
身体の中で不要となった老廃物は血液によって腎臓に運ばれ、
この糸球体で濾過され、水と一緒に混ぜられて尿として
体外に排泄されます。
糖尿病の合併症には細小血管障害と大血管障害があります。
細小血管障害は高血糖の状態によって細い血管に障害がおこるもので、
目の網膜、腎臓、神経の三つに悪影響が出ます。
これら網膜症、腎症、神経障害を三大合併症と呼ばれます。
大血管障害は、大きな動脈に動脈硬化を起すもので、脳血管障害や
心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症などが含まれます。
●細小血管障害 ... 網膜症、腎症、神経障害(三大合併症)
●大血管障害 ... 脳梗塞、心筋梗塞、閉塞性動脈硬化症など
その要因を主として宿命的要因と改善可能な要因に分けてご説明致しましょう。
【宿命的要因】
宿命的要因としては、次の三つが考えられます。
●遺伝
両親あるいは両親のどちらかが糖尿病だと、糖尿病にかかる可能性は高くなります。
●人種
日本人は欧米人と比較して膵臓からインスリンを余分に分泌する力が
弱く、少し太っただけでも糖尿病になりやすいといえるでしょう。
●加齢
年をとるとともに膵臓からインスリンを十分に分泌する力が弱くなるので、
食後、血糖値が上昇したまま、元の値に戻りにくくなります。
【尿の変化、のどの渇きに注意しましょう】
糖尿病の自覚症状はなかなか出にくいものです。
そのため、ついつい放置しがちとなります。
高血糖の状態が長く続くと、腎臓で糖を再吸収しきれなくなり、
尿に糖が漏れ出てくるようになります。
その結果、尿が濃くなってそれを薄めるため水分が尿に
とられるので、尿の量が増えます。
おトイレに行く回数も多くなり、また、体内の水分が
尿にとられるので、のどが渇きやすくなります。
身体の細胞が活動するためには、ブドウ糖というエネルギーが
必要です。
ブドウ糖は血液中に含まれ、膵臓から分泌されるインスリンに
よって細胞内に取り込まれ、エネルギーとなります。
体内の細胞に配分されるブドウ糖の割合は、脳へ25%、筋肉へ10%、
脂肪組織へ5%、そして60%が肝臓でグリコーゲンとして蓄えられます。
空腹時や運動時には、血液中のブドウ糖だけではエネルギー源として
不足するので、肝臓に貯えられたグリコーゲンが分解されて、
血糖値を一定に保ちます。
膵臓から分泌されるインスリンは、血液中のブドウ糖(血糖)が
一定範囲内におさまるようにコントロールしています。